神様をめぐる冒険 その46
- 2019.12.13
- ストーリー
「次に高御産巣日神(タカミムスビノカミ) 次に神産巣日神(カミムスビノカミ) この三柱の神はみな獨神(ヒトリガミ)となりまして、身を隠したまひき」
「古事記の最初の一文にこうあります。現代語に直すと、宇宙の始まりの時にタカマノハラにアメノミナカヌシがお生まれになった。次にタカミムスビノカミ、次にカミムスビノカミ。この三柱。。。三柱というのは、神様の単位、う~ん、単位と言ったらおかしいかも知れませんが、神様は柱で数えるんですね。」
「え~、この三柱の神様はそれぞれ単独の神様で、姿は見えないが存在する神様である。といった意味です。」
「たったこれだけの短い文章なんですが、ここには宇宙の誕生とか、我々の住む次元についてすでに書かれているんです。」
へぇ~
「西洋にあるような神様が唯一絶対的な創造主であるといった考え方ではなく、古事記には宇宙の創造とともにアメノミナカヌシがお生まれになった。と、こう書いているわけです。現代の科学ではいわゆるビックバンで私たちの住む宇宙が誕生した。と、なっていますよね。古事記では西洋の神様のように絶対的な創造主がビッグバンを起こしたのではなく、西洋の神様とは全く逆の、宇宙の誕生が神様を生んだと。じゃあ、宇宙の始まりの前は何があったか?それについては一切記述が無いことで、『無』つまりこの辺りは仏教に通じるものが描かれていると思うわけです。宇宙が生まれる前は『無』である。仏教でいう『空』といった考え方ですね。」
「この辺りは皆様おなじみの、、、一部の方にはおなじみではないかしれませんが(笑い)、イザナギ様イザナミ様のもっと前のお話ですからね。造化三神と言われる確かに存在するが見えない神様のお話です。」
うちの親父こんな話好きだったっけ?超現実主義者とでもいうか、「科学こそ万能」みたいな人だったはず。なぜ、あそこに座っているのか。彼女にしてもそうだ。なんでだ?
「そして、アメノミナカヌシが生まれたところ、タカマノハラ、タカマガハラとはどこか?なんですが。」
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