ちょっとブレイク その2
- 2019.12.11
- 気づき
僕のコンサル業が上手くいかなかった原因のひとつについてお話します。
あくまでも「上手くいかなかった」だけで、決して「失敗」と思っているわけではないんですよ。まぁ「戦略的撤退」と対外的には話しています。ハハハ。何事も「成功」するまでやり続けることが「成功」の秘訣ですからね。「失敗」とはイコール「途中でやめる事」ですんでね。捲土重来を謀っている真っ最中とでも言っておきます。早い話がお金が無くなったので、再度やり方を考えているところです。
創業当初はまず「まだ実績が無いから」と、とにかくギブ・ギブ・ギブの精神でした。今考えれば、起業した人のほぼ全員が実績なんてないわけで、そこまでしなくても良かったなと反省しています。俺なんて「資格」もないし、「学歴」もないし、などなど、「所詮俺なんて」と思っている奴のところに良いお客さんがくるはずないですよね。やっぱり。知識にもノウハウにもちゃんと「かなりの額と時間という原価」がかかっているにも関わらず、なぜあんなに自信が無かったんだろうか。
安い価格で仕事を請け負う人間がコンサルするテーマが「価格競争に巻き込まれずに売り上げを上げる方法」ですからね。まさに本末転倒。バカです。
とはいえ、最初はなんとかお客さんをつかまなければ、すごくいいコンテンツでいいノウハウを提供しているんだから。とにかく、だれかだれでもいいので結果さえ出してくれれば。そうすればなんとかなるはず。
甘いですよね。アマちゃんです。
安い価格でセミナーをし、安い価格で相談に乗り、そうすればそうするほど、なんとかついでにタダでいろいろ教えてもらおう。という人しか集まらなくなり。。。。
そんなころ、先輩のコンサルであるTさんから「起業したてで、プロデュースしてほしい人がいるんだけど、一度話してみてくれへん」と電話がありました。
「わかりました」と言いましたが、本来自分ですればいいのに僕の現状を見かねて親切にも。。。というわけではもちろんなく。お金にならない仕事をしたくないけど、まぁなにか事情があって断るにも断りきれずにまわってきただけの話です。
で、この紹介されたクライアントのNさんなんですが、最初の打ち合わせに平気で30分遅れてきて、最初の一言目が「成功報酬でお願いします」でした。
無料で出来る、しかも素人でも出来るネットの媒体なんて、アメブロ、フェイスブック、ジンドゥ、などなどいっぱいあります。それらの最初の登録の仕方、中身のコンテンツの作り方、ブランディングの方法。など、多くのことを伝えました。ただNさんなんだかんだと言い訳しながら、すべてこちらにやってもらおうとしてくるわけです。
結果はもう言わなくてもわかると思うのですが。
交通費も含めて全て持ち出しになりました。当たり前ですが、本人が行動しないのだから、結果が出るわけもなく。
最初から断ればよかったし、全くお互いのためにならなかった。
「小善は大悪に似たり、大善は非情に似たり。」
Nさんが今どうなっているかはわかりませんが、小善は大悪にしかならないと僕自身が理解できていなかったことで、Nさんにも逆に迷惑をかけてしまったと。
これじゃ、上手くいかなくて当然だね。と、今となってはわかる話でした。
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