ちょっとブレイク その2

  • 2019.12.11

僕のコンサル業が上手くいかなかった原因のひとつについてお話します。 あくまでも「上手くいかなかった」だけで、決して「失敗」と思っているわけではないんですよ。まぁ「戦略的撤退」と対外的には話しています。ハハハ。何事も「成功」するまでやり続けることが「成功」の秘訣ですからね。「失敗」とはイコール「途中で […]

神様をめぐる冒険 その44

  • 2019.12.10

高い天井から暖色調の照明が会場を照らす。こちらをちらりと見た数名は僕にはすぐに興味を失い、前に向きなおす。男に先導されるまま、前に進む。見渡してみる。横に4列椅子が並び。間に3本の通路がある。つまり、4列の筋が4本あるので、横に16人。さて、縦には何列だろうか。およそ、20くらいか。ほぼほぼ満席なの […]

神様をめぐる冒険 その43

  • 2019.12.09

第4章 タクシーを降りる。やはり、ここはあちらの世界では再雇用の説明会が行われている会場だ。入り口には筆書きで「全国・京都に都を取り戻す会・大阪シンポジューム」の文字が大きく書かれていた。 数段の段差を登り、ガラスの大きな扉を開けて、ロビーに入る。例の「死んだ猫と生きた猫の機械」のことは考えないこと […]

神様をめぐる冒険 その42

  • 2019.12.08

部室の前のベンチに座り、O先輩と二人になった。こうして改まって話をすることは初めてだ。Y先輩と同級生たちは先に帰った。 O先輩に「どうしてあんな理不尽な上級生ばかりの野球部を辞めなかったのか」とか、「どうして僕たち下級生に辞めるなって言ったか」とか、さらには「マンガのキャプテンは好きか」とか、いろん […]

神様をめぐる冒険 その41

  • 2019.12.07

「カーブの投げ方教えたるわ」Y先輩がそう言った。 今まではライバルだったから、お前には教えたくなかったんだけど、もうええわ。マンモスにも許可は得たし。でも将来、同じ高校には来んといてくれよ。と、笑顔で言いながら、「お前のカーブはあれやわ、ひねり過ぎ。」 なにせ、本屋で立ち読みした「マンガで分かる少年 […]

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